基本のルーティンをおぼえよう

ここでは、エサのあげかた、水のやりかた、ボロ拾いと処理のしかた、について説明します。

エサのあげかた

1日の総量をきめる

まず、1日に与えるエサの総量をきめましょう。ここでは、主食となる乾草の量について説明します。乾草の給餌量は、以下のとおり求めます。

乾草の給餌量の計算式
体重(kg)×2~2.5%

 

350kgの馬なら、7~8.25kg/日となります。2~2.5%と幅がありますね。これはあくまで私個人の考えなのですが、1日ぼーっと過ごす馬であれば2%、しっかり運動(※)をする馬であれば2.5%必要と考えています。(馬の1日の消費calと乾草の保有calから計算しました)(※)30分の乗り運動(常歩・速歩・駈歩)を実施したと想定

体重についてですが、目安は以下のとおりです。

在来馬:350kg前後
ポニー:200kg前後
ミニチュアホース:100kg前後

ただし、もちろん体の大きさによって異なりますよね。そんなときは、以下の式で体重を推定することができます。

体重の推定法
体重(kg)=(胸囲(cm)× 体長(cm))÷11880


↑この式は諸説あるようですが、私が飼っているどさんこ馬で算出した結果、330kg程度になったので、概ね合っている感覚です。

 

注意すべきは、これはあくまで理論上の数値であるということです。

馬によって、太りやすい馬、太りにくい馬があります。計算式の答えどおりでは、与えすぎの馬もいれば、足りない馬もいます。体型の変化をよく観察し、実際に合わせて量は調節します。

そういった意味でも、体型変化を記録することや、標準体型を理解しておくことはとても大切です。

体型変化の記録については、立ち写真を横と後ろから撮影することや、胸囲を測定することなどを定期的に行うとよいと思います。標準体型については、BCS(ボディコンディションスコア)を参考にするとよいでしょう。(BCSについてはこちら

 

総量を回数に応じて分ける

1日の総量をきめたら、つぎはエサやりの回数に応じて分けていきます。私の場合、1日8kgの乾草を3回に分けて与えるのですが、このようにしています。

朝:3kg 昼:2kg 夕:3kg

ポイントは、朝夕の量を同じくらいにすること・昼を少なくすることです。もし9kgなら、夕方を4kgにするといいと思います。

 

エサの置き方

一番基本なのは、地面への直置きです。あまり汚れていない場所に置くといいですよね。例えば放牧地であげる場合、雨がふってドロドロになった地面のうえに置くと、当然エサも泥まみれです。汚れたエサは疝痛(腹痛)などの病気のもとになります。

できれば、エサ箱をつくってあげるといいでしょう。木で枠をつくり、地面につかないようにします。馬房で与える場合も、基本は直置きで問題ありませんが、敷料が清潔に保たれているかチェックしておきましょう。

また、エサを食い散らかしてしまう馬には、ヘイネットという網に乾草をいれ、ネットを馬房に吊るして与える方法もあります。食い散らかすと、それだけエサも汚れたり、エサが無駄になったりするので…

 

水のあげかた

あげかた、というほどではありませんが(笑)簡単な注意点だけ書いてみます。

1.水が汚れていたら取り替える

2.1日1回バケツや桶の掃除をする

あたりまえといえばあたりまえなのですが。常に清潔な水を飲める状態にしましょう!バケツや桶も、一見汚れていないこともありますが、1日1回はタワシなどでゴシゴシ洗ってあげましょう!

 

ボロの処理について 

ボロ拾いのしかた

熊手とちりとり、それに一輪車があると作業が早く進みます。取り方もなにもありませんが、できるだけ綺麗にとってあげてください!エサといっしょに馬が食べてしまわないよう…

また、放牧飼いの場合、ボロで汚れたところの草は食べてくれません。まあ、放っておいてもしばらくしたら土に還りますが!

 

集めたボロの処理

拾ったボロは、一箇所に集めておきます。堆肥場をつくってそこに集めるようにすると、堆肥もつくれて一石二鳥です!


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