お手入れのしかた

まずは、蹄洗場に馬をつなぎましょう。馬が動かないようにします。

引き手(リード)を木にくくりつける方法もありますが、蹄洗場のように左右二点から馬をつなぎとめることができません。馬が比較的自由に動き回れてしまうため、オススメしません。

馬をつかまえ、蹄洗場につなぐ

馬房にいるとしても、放牧されているとしても、普段は無口(ホルター)を外しておくことが多いと思います。まずは、馬をつかまえ、蹄洗場につなぐ、というところが第一関門です。

まず、馬をつかまえるまでを絵で解説します。

 

無事に馬をつかまえられたら、蹄洗場まで引き馬をしていきます。(引き馬の仕方は「お散歩しよう!」を参照)

蹄洗場にきたら必ず前方から入ります。蹄洗場のなかで回転し、馬の顔を前にもってきます。最後に無口にリードを両側からつけたら、これで蹄洗場につなぐのは完了です!

ブラッシング

蹄洗場に馬をつなげたら、まずはブラシを使ってブラッシングしてあげましょう。

ブラッシングの効果

そもそもなぜブラッシングをするのか?大きく3つほど効果があります。

1.からだを清潔に保つ
2.マッサージ効果
3.馬との関係づくり

1.からだを清潔に保つ

ブラッシングをすることで、汚れを取り除き、からだを清潔に保ちます。汚れたまま放置しておくと、皮膚病にかかる危険性が高くなります。
また、からだが痒くなます。痒いと馬はそこらへんの木などにからだをこすりつけて・・・と自ら掻こうとするのですが、たまに度が過ぎて出血してしまうこともあります。

2.マッサージ効果

筋肉がほぐれると同時に、血行がよくなります。ヒトも、準備運動やストレッチをしますよね?それに近いです。ゆっくり歩くだけではケガをすることはあまりないと思いますが、しっかりマッサージされることで、ケガの予防にもつながります。

3.馬との関係づくり

ブラッシングされることを、馬は気持ちいいと感じます。いうなれば、プラスの感情です。プラスの感情がたまると、ヒトに対して安心感をおぼえ、信頼関係づくりにつながります。

 

ブラッシングのしかた

簡単です。

ポイントは、1.毛並みにそって 2.力強く のふたつです。

1.毛並みにそって

毛の流れに逆らってブラッシングをすると、馬にとっては痛いというか、ちょっと変な感じがすると思います。毛根にたまった汚れをかき出すために、あえて逆らってブラシをかけることもありますが、あまり固いブラシでは行わないほうがよいでしょう。

2.力強く

力が弱すぎると、馬にしてみればくすぐられているような感じになります。女性の方であれば両手で思い切りやるくらいの力加減がちょうどいいと思います。

その他

基本的には、首のほうからお尻に向かって行います。
たてがみや尻尾もブラッシングしてあげるといいです。このとき、かなぐしを使うのも効果的です。

POINT
ブラッシングをするときは、馬の表情をよく観察しましょう。鼻がのびてみたり、口をもごもごさせていたら、気持ちいいサインです。馬とのコミュニケーションの練習にもなりますよ。

注意点

注意点は1.しゃがまないこと 2.敏感はところはやさしくです。

脚をブラッシングするとき、ついしゃがみこんでしまう方がいます。これはNGです。馬が動いたりしたとき、とっさに避けられず、踏まれたり、といったリスクが高くなります。中腰でおこないましょう。
敏感はところは馬によってもちがうのですが、顔やお腹の下などは柔らかいブラシを使い、やさしくかけてあげるといいでしょう。

【補足:根ブラシと毛ブラシ】
ブラシには「根ブラシ」と「毛ブラシ」というものがあります。

「根ブラシ」:毛が固くて長い
「毛ブラシ」:柔らかくて短い

使いかたとしては、まず「根ブラシ」で毛並みに沿って全身をささっとブラッシングします。泥汚れなどガンコな汚れを取り除きます。敏感な部分には用いません。
次に、「毛ブラシ」を使って、小さな円を描きながら毛並みにそってブラッシングします。これでホコリやフケを取り除きます。顔もこれで綺麗にしてあげましょう。

そこまでこだわりがない方は、100均ブラシ1種類でも大丈夫です。

TIPS
夏場たくさん汗をかいたときは、ホースでからだごと水洗いするのもいいです。水洗いのあとは、タオルでしっかりと水気を拭いてあげましょう。水切りという道具も効果的です。

 

裏堀りのしかた

テッピという道具を使います。

言葉では説明しづらいので、絵を使って解説します。

POINT
裏堀りするときは、蹄踵からつま先へむかってしましょう。

馬がなかなか脚をあげれくれない…!というときは

これは、馬の重心が原因であるときがよくあります。

このように、上げたい脚とは反対側に、重心をもっていくことで、馬は脚をあげやすくなります。また、どこかの脚がクロスしているときも、馬は脚を上げづらいです。正しい重心および脚の位置を確認してからやると、すんなりいきますよ!

 


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